温めたり、茹でたり、蒸したり、さまざまな使い方ができる電子レンジ。
だけど、焼き物や炒め物はさすがに無理……
と思っていたら、ついに出ました!
レンジで炒め物・焼き物ができるレンジ用調理器具!
通販サイトでよくよく調べると、似たような商品がいくつかありました。
その中でも、評価が高かった「はぴねすくらぶ レンジクック」を購入。
実際に使ってみた感想をもとに、レンジクックのメリットやデメリット、使い方、かんたんレシピ5選をご紹介します。
この記事でわかること
・レンジクックのメリット
・レンジクックのデメリット
・レンジクックの使い方
・レンジクックのかんたんレシピ5選
興味ある方、気になっている方、買ったけどいまいち使い方がわからない方など、参考にどうぞ!
レンジクックとは
レンジクックとは、焼き物や炒め物ができる電子レンジ専用調理器具です。
他にも、テレビショッピングで有名な「レンジメートプロ」や、「マイクロ・クック」「レンジで焼けるくん」といった同類の商品があります。
その中でも手ごろな値段で通販サイトのレビュー評価も高い人気商品が、(株)はぴねすくらぶの「レンジクック」。
電子レンジで焼き物ができる調理器具、かんたんにいうと「レンジで加熱できる鍋型フライパン」です。
はぴねすくらぶのレンジクック仕様は以下の通り。
レンジクックの仕様
・サイズ:27.5x23x9(㎝)
・重量:550g
・容量:0.8L
・耐熱温度:250℃
内径は直径で約21㎝、深さは約3㎝です。
小型のフライパンのような大きさですね。
本体とフタはアルミメッキ鋼材、左右の持ち手はシリコン製になっています。
茹でたり、煮たり、蒸したりも可能。
一人用のちょい鍋としても使えます。
波型と平型の違い
レンジクックは、底面が波型と平型のものが販売されています。
ステーキや魚など、焼き物メインならグリルパン型の「波型」がおすすめ。
キレイな焦げ目をつけられ、油分も溝に落ちるので、見栄えよくヘルシーな料理が好きな方に向いています。
野菜炒めなど炒め物であれば、まんべんなく熱を当てやすく混ぜやすい「平型」の方が良いかもしれません。
といってもそれほど大差はなく、同じように使用できます。
自分好みの方を選びましょう。
レンジクックのメリット
電子レンジで焼き物や炒め物ができると、以下のようなメリットがあります。
メリット
・放置が可能。
・火加減の調整必要なし。
・複数の加熱調理を同時に可能。
・暑い調理場に立たないですむ。
など。
電子レンジに入れて待つだけなので、火にかけているフライパンのように見ている必要はありません。
火加減も気にしなくてOKです。
この点から、料理が苦手な人にはとくにおすすめですね。
また、複数の料理を作る場合でも電子レンジが+αのコンロやIHヒーター替わりの役割を果たしてくれます。
この点から見ると、料理好きな人にも便利です。
暑い夏場などは、冷房の効いた部屋でくつろいでいるうちに焼き物、炒め物料理ができるのも魅力の一つですね。
レンジクックで唯一作れない料理が「揚げ物」ですが、揚げ物に便利なおすすめの調理家電もあります。
別記事(下記リンク)で紹介していますので、気になる方は参考にどうぞ。
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レンジクックのデメリット
キッチンで料理する場合と比較すると、以下のようなデメリットがあります。
デメリット
・火加減、味加減の微調整ができない。
・料理によっては時間がかかる。
・少し持ちづらい。
電子レンジが熱源なので、微妙な熱加減の調整などはできません。
加熱中は電子レンジの中なので、熱している合間に味を確かめて調整、といったことも不可。
この2点は使っていくうちに加熱時間や味付けのコツがつかめてくるので、すぐに解消できます。
あとは些細な部分ですが、構造上フライパンやグリルパンのような片手で持てる持ち手がないので、器に移す時に少し持ちづらいです。
この点はミトンなどでレンジクックを持てば、問題ありません。
レンジクックの使い方
レンジクックは様々な使い方が可能です。
「焼く」「炒める」を推してきましたが、煮たり、茹でたり、蒸したり、といったことも可能。
ちなみに、はぴねすくらぶのレンジクックには説明書と兼ねてちょっとしたレシピ集も載っています。
基本的な使い方は以下の通り。
基本的な使い方
1.材料を入れ、フタをしてレンジで加熱。
2.焼き物などは、取り出して裏返し再加熱。
3.皿に移して完成。
かんたんにまとめると、この3手順です。
保温性が高いので、料理によっては余熱も利用できます。
注意点としては、長めの加熱後は持ち手もかなり熱いのでミトンがぼぼ必須です。
電子レンジ専用の調理器具なので、電子レンジ以外の加熱方法はNG。
ガスコンロやIH、直火にかけたりできませんのでご注意を。
レンジクック かんたんレシピ5選
レンジクックを使ったかんたんなレシピを5つご紹介します。
基本的にはフライパンなどで作れるレシピと同様ですが、「加熱時間と再加熱」がレンジクックならではのポイント。
加熱時間はレンジや量によって違いがあります。
今回ご紹介するレシピ(全て1人前)の加熱時間は目安ですので、自分にあった良い時間に調整してください。
炒め物のおかず2品、パン、ごはん、麺の5種類に分けたかんたんレシピになっていますので、使い方の参考にどうぞ!
肉野菜炒め
途中で混ぜる手間はありますが、ほぼ放置で作れます。
電子レンジで炒め物が作れる便利さを実感できる料理です。
食材・調味料
1.食材
・豚バラ肉 100g
・ミックス野菜 適量
・玉子 2個
2.調味料
・サラダ油 大さじ1
・塩・コショウ 小さじ1~適量(好みで)
・醤油 少々
豚バラ肉はこま切れ肉など、厚みのない肉なら何でもOK。(厚みのある肉は時間がかかります)
ミックス野菜はスーパーなどで売っている1パック100円程度のものです。
今回のレシピではキャベツと玉ねぎ、にんじんが入ったミックス野菜を使用しています。
調理手順
・準備
①レンジクックに油をひき、豚バラ肉を広げて入れる。
②肉のまわりにミックス野菜を適量(好みで)入れる。
・レンジクック加熱
③レンジクックにフタをし、電子レンジで約4分(500W)加熱。
④取り出し、肉を裏返したあと野菜を軽く混ぜ、溶いた玉子を全体にかける。
⑤レンジクックにフタをし、電子レンジで約4分(500W)加熱。
・仕上げ
⑥取り出して、調味料(塩・コショウ、醤油)を全体にかけて混ぜる。
⑦皿に移して完成。
照り焼きチキン
ちょっと手間をかけて作ってみました。(タレが多すぎました)
じっくり焼くタイプの料理はレンジクックと相性が良いですね。
食材・調味料
1.食材
・鶏もも肉 300g
・ミックス野菜 適量
2.調味料
・サラダ油 小さじ2
・醤油 大さじ1
・みりん 大さじ1
・砂糖 小さじ1
・すりおろしにんにく、生姜 少々
もも肉はカレーや唐揚げ用の一口大サイズのものを使用しました。
ミックス野菜は肉野菜炒めと同様で、今回はニラともやしのミックス野菜を使用。
肉に片栗粉をまぶすと味が絡みやすくなるのでおすすめです。(今回は使用しなかったので、レシピから抜いてます)
調理手順
・準備
①調味料(サラダ油を除く)を混ぜ合わせる。(タレを作る)
②レンジクックに油をひき、鶏もも肉を皮を下にしてのせる。
※肉に片栗粉をまぶしておくと味が絡みやすくなります。
③ミックス野菜(適量)をまわりにのせる。
・レンジクック加熱
④レンジクックにフタをして、約5分(500W)加熱。
⑥取り出して鶏肉を裏返し、タレをかけて約3分(500W)再加熱。
⑦皿に移して完成。
ホットサンド
ホットサンドは色々な具で作れそうです。
購入したのが波型なので焦げ目の模様がついてますが、ムラなく焼きたい方は平型が良いかもしれません。
食材・調味料
1.食材
・食パン 2枚
・ハム 2枚~
・スライスチーズ 1枚~
2.調味料
・バター 適量
・マヨネーズ 適量
ハムは最低2枚、スライスチーズは最低1枚で作れます。
ボリュームを増やしたい場合は枚数を増やしましょう。
調理手順
・準備
①食パンの片面にマヨネーズを塗る。
②マヨネーズを塗った面に、ハム→スライスチーズ→ハム……の順でのせる。
(スライスチーズをハムで挟む)
③もう1枚の食パンをのせ、挟む。
④レンジクックの底面にバターを塗る。
・レンジクック加熱
⑤レンジクックに①~③で準備した食パンを入れ、フタをして電子レンジで約4分(500W)加熱。
⑥取り出して、食パンをひっくり返す。
⑦フタをして電子レンジで約2分(500W)再加熱。
⑧皿に移して完成。(半分カットはお好みで)
チャーハン
さすがにチャーハン系は厳しいかな~と思ってましたが、思いのほか美味しく出来ました。
わりとパラパラになりますが、フライパンよりは時間がかかります。
手離れできるのは魅力ですね。
食材・調味料
1.食材
・ごはん 200~250g
・玉子 2個
・ベーコン 適量
・刻みネギ 適量
2.調味料
・ごま油
・鶏ガラスープの素 小さじ1~適量(好みで)
・塩、コショウ 小さじ1~適量(好みで)
・醤油 少々
ごはん200gなら玉子1個でもOK。(玉子増し増しなら2個もアリ)
ベーコンやネギは好みの量で。
ごま油は調味料と、レンジクックで炒める際に使います。
調味料は、面倒ならサラダ油と「チャーハンの素」に変えてもOKです。
調理手順
・準備(※玉子かけご飯の作成)
①ごはん(200~250g)に玉子を割り入れ、かき混ぜる。
②ごま油(少々)、ベーコン(短冊切り)を①に追加し、混ぜる。
③レンジクックの底面にごま油(大さじ1程度)をひく。
④レンジクックに①・②で用意した玉子かけご飯を入れて、混ぜ広げる。
・レンジクック加熱
⑤レンジクックにフタをして、電子レンジで約4分(500W)加熱。
⑥取り出して、フライ返しなどで混ぜ返す。
⑦フタをして電子レンジで約3分(500W)再加熱。
・仕上げ
⑧取り出して、余熱中に調味料(塩、コショウ、醤油、それぞれ少々~適量)をかけて混ぜる。
⑨刻みネギを入れ、混ぜて皿に移して完成。
焼きそば
市販のやきそば麺をレンジクックで作ってみました。
画像は塩やきそばですが、ソースやきそばも同じ手順でOKです。
途中でほぐすことができないので固まっちゃうかな……と思いましたが、加熱後に問題なくほぐれます。
食材・調味料
1.食材
・焼きそば麺 1パック(150g)
・ミックス野菜 適量
・ベーコン 適量
・刻みネギ 適量
2.調味料
・サラダ油 小さじ2
・やきそば麺に付属の調味料袋
肉野菜炒めと同じく、ミックス野菜はスーパーなどで売っている1パック100円程度のもの。
通常の焼きそばを作るのとほぼ同じです。
調理手順
・準備
①レンジクックの底面にサラダ油(小さじ2)を引き、ミックス野菜(適量)を入れる。
②ベーコン(短冊切り)を適量入れ、ミックス野菜と合わせて広げる。
・レンジクック加熱
③レンジクックにフタをして、約2分(500W)加熱。
④取り出して、焼きそば麺(150g、1パック)を入れ、水を少々(60g程度)入れる。
④軽くほぐし、フタをして約6分(500W)加熱。
・仕上げ
⑤取り出して、余熱中に調味料をかけて混ぜ合わせる。
⑥刻みネギ(適量~好みで)入れ軽く混ぜ、皿に移して完成。
まとめ
レンジで焼き物・炒め物ができる「レンジクック」。
正直なところ、ただ焼きたいだけなら火加減を調整できるコンロやIHヒーターを使った方が早いです。
ですが、「放置して時間を有効活用」「火加減の調整がいらない」「暑くない」というメリットは、実際使って見るとかなり便利。
「電子レンジで焼きながら、コンロで別の料理を」なんてことも可能です。
煮たり、蒸したりといった様々な使い方もできるので、料理好きの方にもおすすめですね。
使っていくうちに便利さを実感できる商品でした。
以上になります。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!